フジクラのアイアン専用シャフト「MCI」にはどんな性能が秘められているのか。そのポテンシャルを確かめるべく、堀尾研仁プロにあらゆる状況から試打してもらった。ラフ、傾斜、ピンまで50ヤードのアプローチ・・・ MCIのパフォーマンスはこれまでのカーボンシャフトのイメージを大きく変えるものだったようだ。

フジクラの新しいアイアンシャフト「MCI」は、先端部に金属がコンポジットされているのが特徴のモデルです。フェアウェイ、ラフ、傾斜地、アプローチとあらゆるシチュエーションから試打してみましたが、全てで感じたのはこれまでのカーボンシャフトのイメージをガラリと変えるほどのしっかり感と手元から先端にかけてなめらかにしなり、タイミングがとりやすいということです。従来のカーボンシャフトは「飛ばし」に長けていますが、操作性という面では頼りなさがありました。しかし、MCIは中間から先端にかけて素直な動きをするので、上下左右あらゆる球筋の打ち分けが可能です。性能の高さはフルショットに限ったことではありません。ピンまで50ヤードのアプローチショットでもシャフトのしなりを感じることができました。しなり感があるので球が非常に拾いやすかったです。アプローチはボールの下にクラブヘッドを入れてスピンをかけるのですが、シャフトがしなるためその動きをしやすくなります。誰が使ってもスピンがかけやすいシャフトといえるでしょう。

撮影協力:ザ・カントリークラブ・ジャパン

カーボンは軽い、頼りない―― そんなネガティブイメージを持っているアマチュアゴルファーは少なくない。そんな方々は、120gまでの重さがあるMCIをどう評価するのか。お馴染みマーク金井氏が都内の練習場で突撃リポートを敢行。その模様をお伝えします。

「ドライバーはスチールシャフト」という時代がありましたが、今はカーボンシャフトが当たり前。今からドライバーをスチールシャフトにしようと思う方はいませんよね。クラブのセッティングの流れを考えた時、同じ素材のシャフトを使用したほうが同様のフィーリングでスイングすることができます。重さだけをマッチングさせればいいのでは? と考える人もいるかもしれません。もちろん重さも大事ですが、それよりも素材はもっと大切。人間は素材の違いを感じ取ることができるのです。つまり、ドライバーがカーボンなのですからアイアンもカーボンシャフトにした方がいいのではないかと私は考えます。そういう意味でカーボンシャフトのMCIは魅力。中間部にしなりを感じてタイミングがとりやすいですし、重量帯も120グラムまでラインナップされていますから重いスチールシャフトを使っている方でもスムーズに移行できるはずです。さらに、先端に金属をコンポジットしているので「先が動きすぎる」というカーボンのネガティブイメージを持つ必要もありません。実際、当たり負けせずに心地よいフィーリングが得られました。

撮影協力:東宝調布スポーツパーク