軽く振ってトータル飛距離が290ヤード超。1球目から最高のデータが出ちゃいました(笑)。「シャフトは硬い方が曲がらない、飛ぶ」と思っている人もいますが、ダブルキックの「SPEEDER BOOST」は大きくしなるのに曲がらない新しい感覚のダブルキックです。振った以上の手応えでヘッドが走ってくれるのは、フジクラ独自のテクノロジーの賜物でしょう。基本性能としてつかまりの良さがあるのも特長的。最近のギアは低スピン化して右に抜けることがありますが、「SPEEDER BOOST」はその心配がなく今どきのヘッドとの相性も抜群です。
私のようなアベレージゴルファーでもシャフトのしなりを感じながら振れました。スイング中に軟らかさを感じるモデルは、「暴れる」、「不安定」というイメージがありましたが、「SPEEDER BOOST」は振り応えがあるしっかりしたシャフト。インパクトでグッとひと押しするような今まで感じたことがないフィーリングを味わえました。また、普段は打てなかったドローボールが打てたのも嬉しいポイント。ゴルフ場で試してみたいです。
「自分史上、しなりを一番感じるシャフト。それなのに暴れる感じが一切ありません」とジャック タカハシ氏は、数球で「SPEEDER BOOST」を気に入った様子だ。普段はカット軌道でスライスすることが多いそうだが、今回は右方向のミスがほとんど出なかった。興味深かったのは試打を続けるうちにヘッドスピードが2m/s程度も上がったこと。「スイング中にしなりを感じるとリズムが安定してどんどん振れるようになってくるんです」と菅原大地プロは分析する。
また、菅原プロが「振り遅れを怖がらず、フォローで右にヘッドを出してください」とアドバイスすると、ヘッド軌道がインサイド・アウトに変わって弾道は綺麗なドローに。さらなる飛距離アップに成功した。「自然に球をつかまえてくれる『SPEEDER BOOST』で振っていると、自分でつかまえにいく動作がなくなってスイングがどんどん良くなるんです」(菅原プロ)。「憧れのドローボールが打てました」とジャック タカハシ氏は頬を緩めた。
普段は50g台のSフレックス、中調子のシャフトを使用しているという三浦真由プロ。菅原プロがまず手渡した「SPEEDER BOOST」は、同じ50g台のSフレックスだ。「いつもよりシャフトが動いているフィーリング。ダブルキックポイントの効果なのか、ヘッドが走る感触があります」と三浦プロは印象を語った。また、切り返しが速くなっても振り遅れずにインパクトできる点も大きな特長だという。データを見た菅原プロは、「スピン量も適正で中弾道の力強い球が出ます」と解説。続いて40g台のRフレックスを試打すると、ヘッドスピードとボールスピードがアップ。
重量を下げた分、さらにスピーディに振れるようになった。「これだけ大きくしなるのに思い切り振っても曲がらないことにビックリ」(三浦プロ)。最後に50g台のRフレックスを打つと、打ち出し角がアップしてこの日の最長飛距離をマークした。「飛距離は伸びるし、真っすぐしかいきません! 自分に合うスペックをチョイスすれば女性でも大幅に飛距離アップできるはずです」(三浦プロ)



ダブルキックポイントとは、手元部と先端部の2か所にキックポイントを設けているシャフト。切り返しからダウンスイングで手元側がしなってタメをつくりやすく、インパクトにかけては先端側がしなり戻ってヘッドが走る特性がある。
飛距離も方向性もアップする可能性がある一方、しなり量が多くなるため「頼りない」、「物足りない」「タイミングが合わない」と感じる人がいるのも事実。ハマらない人にはメリットを感じにくいシャフトでもある。
しかし、「SPEEDER BOOST」はNXシリーズで採用しているVTCテクノロジーで先端部分と手元部分のトルク剛性を上げてダブルキックのデメリットを解消。多くの人が心地よいしなりを感じられるモデルに仕上げている。
40g台のSフレックスからスタートして、50g台Rフレックス、50g台Sフレックスと続けて試した田島氏。重さや硬さが異なる「SPEEDER BOOST」の連続試打だったが、どのスペックでも「めっちゃ良い球!」、「気持ちよく振れる!」と声を上げる結果になった。「しなりを感じやすく、シャフトが勝手にフィニッシュまで導いてくれる感覚です」(田島氏)
その様子を見ていた鹿又氏はシャフトの特性についてこう言及した。「どのスペックでもナイスショットになるというのは『SPEEDER BOOST』にインパクトのタイミングを合わせてくれる性能があるということ。ラウンド中は緊張や疲労からテンポやスピードが変わることがありますが、そんな中でも安定した球が打てる実戦向きモデルといえますね」
切り返しで手元側にしなりを感じ、ハーフウェイダウン以降は中間部から先端部にかけて一気にしなり戻るシャフトです。自分のスイングに同調しながらしなり戻ってくれるため、インパクトのタイミングがズレないのが大きな特徴といえます。また、しなり戻りの際にフェース面がブレずにボールに向かって動いてくれるのもポイント。フェースの開閉が少ないため当たりが厚くなり、飛距離も方向性もアップします。スライサーはビックリするくらい飛距離が伸びる可能性があるモデルです。
朝イチや池越えのティショットなどの緊張する場面は、打ち急いでチョロすることがよくあります。しかし、シャフトのしなりを感じやすい「SPEEDER BOOST」は切り返しからダウンスイングでグッとタメをつくってくれるため、リズムが速くなってもヘッドが待ってくれます。ハーフウェイダウンからは“自動運転”でインパクトに向かうイメージ。しなり量が多いシャフトは当たり負けることがありますが、「SPEEDER BOOST」はフェースにボールが乗る分厚いインパクトを体感できます。
まずこのポップなカラーリングが気に入りました。軽くワッグルするだけでヘッドが動く感覚があり、打つ前から「シャフトが仕事をしてくれそう」という印象です。実際に打っても、そのイメージ通りに大きくしなってタイミングよく振れました。特徴的なのはしなり戻りのスピード感です。シャープに戻ってヘッドが走るのでラクに球をつかまえられます。ダウンスイングで体が開いて右ペラが出そうになっても、シャフトが補正してインパクトのズレを最小限に抑えてくれました。またドラコンの試合でも使ってみたいと『SPEEDER BOOST』の飛距離性能を評価した。
一般的に、ダブルキックポイントのシャフトは挙動が大きくなる分、タイミングがズレて逆球が出ることがあります。しかし、「SPEEDER BOOST」にそのデメリットはなく、安定した挙動でインパクトを迎えられます。ハーフウェイダウンから力強くしなり戻り、インパクトでフェースが開かずにしっかりと球をつかまえることができました。また手元側に軟らかさがあり、ダウンスイングのタメが自然にできるのもポイントです。カット軌道でスライスしてしまうゴルファーの頼もしい武器になるはずです。






ひと言でいえば、シャフトのしなりで飛距離と方向性を上げてくれるモデルです。しなったシャフトは、真っすぐ戻ろうとする力が発生します。この力がスピードに変換させてヘッドを走らせるわけです。ただ、しなり量が多くなればねじれも大きくなるのが一般的。つまり挙動が不安定になりやすいのですが、「SPEEDER BOOST」はトルクを締めることでしなりを安定させて飛距離と方向性を両立させています。
特徴的な性能を持たせたコンセプトシャフトですから万人に合うとはいえませんが、ダブルキックポイントの中では圧倒的に振りやすく、幅広い人に合うシャフトといえます。また、挙動が安定しているため、慣性モーメントが大きい最近のヘッドとの相性も良いと思います。
つかまりが良い「SPEEDER BOOST」はスライサーにマッチするのはもちろん、スイングリズムが崩れて左にミスする人にもオススメ。右にミスする傾向がある人は普段より軽めで軟らかめのスペック、左にミスする人は少し重めのスペックをチョイスするとインパクトが安定するはずです。