マイルド&強烈に走る!弾く!新感覚の加速感

2019年4月に発売した「Speeder SLK」は、クラブが1インチ短くなってもクラブバランスが変わらず、ミート率や操作性、直進性がアップする短尺用シャフト。このシリーズに飛距離性能をプラスした「Speeder SLK Type-D」が追加された。クラブフィッター鹿又芳典氏が試打と、開発者・古川義仁との対談で、“短いのに飛ぶ”秘密に迫る。

試打インプレッション

「素振りもせずに一球目から芯に当たりました。ミート率も高いし、100点のデータ!」 弾道計測器トラックマンのデータを見ながら、「SLK Type-D」のファーストインプレッションを語ってくれたのはクラブフィッターの鹿又芳典氏だ。クラブバランスを変えず、1インチ短くできる「SLK Type-D」の振り心地、初代「SLK」との違い、自分に合うスペックの選び方、そしてマッチするヘッドは? カリスマクラブフィッターに「SLK Type-D」を分析してもらった。

鹿又芳典
鹿又芳典
クラブフィッター兼クラフトマンとして千葉県内でゴルフ工房「マジック」を経営。プロからアマチュアまで、幅広いゴルファーにフィッティングを行っている。また、クラブテスターとしても多くのゴルフメディアで活躍している。
Interview 1
ゴルファーのニーズから生まれたType-D
鹿又
初代「SLK」は昨年の4月に発売されましたが、反響はいかがですか?
古川
「クラブを1インチ短くしてもバランスが変わらない」というコンセプトで開発したのが初代「SLK」です。正直、ゴルファーにどこまで受け入れてもらえるか、当初は不安だったんです。
鹿又
シャフトを短くしたら飛距離が落ちると思われないだろうか、と感じていたんですね。
古川
そうです。でも、発売してみると反響の大きさにビックリ。こんなにドライバーを短くすることに対して興味が高かったのかと驚きました。
鹿又
私の店でも、お客さんの反応は良いですよ。初代「SLK」は飛距離が伸びるとはあまり謡っていませんでしたが、「ミート率が上がって、飛距離が伸びた!」というゴルファーは多かったです。そんな好評だった「SLK」に、今回「Type-D」が加わりました。なぜ、「Type-D」を新たに開発したのでしょうか?
古川
「SLK」の振りやすさ、ミート率の高さを感じたゴルファーから、「もっと飛ぶ短尺シャフトが欲しい」というニーズが高まってきたというのが一番の理由です。
鹿又
そう思うゴルファーの気持ちはすごく分かります(笑)。やはり、1ヤードでも遠くへ飛ばしたいですからね。
Interview 2
高品質素材を採用してスピード感演出
鹿又
「SLK Type-D」にはどんなテクノロジーを採用しているのでしょうか?
古川
カーボンと金属の複合技術「MCT」を採用して短尺化とクラブバランスの問題を解消したのは、初代と同様です。また、「SLK」では手元側に採用していた「マルチフーププライ積層」を「Type-D」では全長に採用しました。
鹿又
「マルチフーププライ積層」でシャフトのつぶれ変形を抑え、しなやかなしなり戻りを実現しているんですね。「Type-D」で新たに採用したテクノロジーや構造はありますか?
古川
シャフト全体に「90tカーボン」などの高弾性素材を積層し、ロートルク化しています。また、東レさんの高強度・高弾性カーボン「トレカ®T1100G」を先端に複数積層して先端剛性を高めているのもポイントですね。
鹿又
なるほど。シャフト全体にハリを出してスピード感をアップさせたほか、先端剛性を高めて弾き感を演出しているわけですね。
古川
「90tカーボン」や「トレカ®T1100G」は、ジュエルラインの「DAYTONA SPEEDER」などでも採用している高品質素材です。すでに“結果”を出している素材を使い、「Type-D」の飛距離性能を高めています。
Interview 3
ゴルファーのニーズから生まれたType-D
鹿又
「Type-D」を開発するにあたり、一番苦労したのはどんなことですか?
古川
高弾性素材を使いながらトルクを絞ると、強度が落ちてしまうんです。高弾性カーボンとトルクの一番いいバランスを探るのが難しかったです。また、トルクと振動数の関係性も「Type-D」のポイントなんですよ。
鹿又
どういうことですか?
古川
振っていただいて分かったと思いますが、「Type-D」は「SLK」よりもハリを感じるシャフトに仕上げてあります。ですが、実際の振動数は「Type-D」の方がやわらかくなるよう設定しているんです。
鹿又
しなりは大きいけど、トルクを締めているからしっかり感があるということですね。
古川
そうです。シャフトがしなった方がインパクトゾーンでのヘッドスピードが上がりますからね。
鹿又
スピード感があると、本来は打点がブレやすくなるものですが、短尺用シャフトの「SLK Type-D」ならミート率を落とさずにインパクトできますね。
古川
また、先端剛性を高めているので、当たり負けせずに初速もアップするんです。
鹿又
先端側がしっかりしているモデルですから、最近の慣性モーメントが大きいヘッドとも相性が良いはずですね。
古川
「SLK Type-D」は、「SLK」の後継ではなく、「SLK」をベースに飛距離性能を追求したハイパフォーマンスモデルです。「SLK」を打ったことがある方も、なくても短尺化に興味のある方もぜひ試してもらいたいです。
独自のテクノロジー&高品質素材で
飛距離性能を追求した短尺用モデル

「ミート率が上がり、飛距離がアップする」とゴルファーに好評の初代「SLK」。カーボンと金属を複合する独自の技術「MCT」(Metal CompositeTechnology)を採用し、クラブを1インチ短くしてもクラブバランスが変わらず、同じ振り感でスイングできるシャフトだ。このコンセプトを踏襲しながら、飛距離性能をさらに高めたのが「SLK Type-D」。初代では手元部に採用していた「マルチフーププライ積層」を全長に採用したことで、さらなるシャフトのつぶれ変形の抑制に成功。よりしなやかにしなり戻る挙動とした。また、超高弾性「90tカーボン」をはじめ、シャフト全体に高弾性カーボンを採用してロートルク化。スピード感のあるモデルに仕上げている。さらに、「トレカ®T1100G」をシャフト先端に複数積層したことで、高い先端剛性と強度を実現している。

初代Speeder SLKはこちら

フレックス 製品長 重量 トルク Tip径 Butt径 調子
SPD SLK
Type-D40
- 45.0 49.5 4.8 8.50 15.20
SPD SLK
Type-D50
- 58.0 3.8 15.40
SPD SLK
Type-D60
- 66.0 2.9 15.60