
『24 VENTUS』のラインナップに『BLACK』と『RED』が加わった。ツアーコーチとして活動する堀尾研仁コーチ、目澤秀憲コーチ、柳橋章徳コーチに最新モデルと『初代 VENTUS』シリーズの違いを語ってもらった。
ドローヒッターで『初代 VENTUS RED』の挙動が好みという柳橋コーチは、「初代よりもしっかりしていてタイミングがとりやすい」と『24 VETUS RED』の印象を語る。
一方、フェードが持ち球で『初代 VENTUS BLACK』と相性が良いという目澤コーチは「前作よりもしなりが少なく、クラブの感覚と手の動きが一致する」と『24 VENTUS BLACK』を評価。2人は堀尾コーチからの「薄い当たり」、「高い球」というリクエストにも応えて試打をしたが、どんな結果が出たのだろうか。
先端側と手元側の剛性感が強く、特に「先端は初代モデルよりも硬い」というのが『24 VENTUS BLACK』の印象です。振りにいってミスをしても、スピン量が増えすぎず曲がり幅が少ないのでハードヒッターは安心して振っていけるはず。初代では「6X」を使っていますが、24 VENTUS BLACKは「7S」でもフィーリングは抜群です。重さがある分、タイミングが取りやすく切り返しで待つことができます。「重くすると振れない」と思うかもしれませんが、このモデルにはその心配が必要ありません。
一方、『24 VENTUS RED』は先端のしなりを感じやすいモデル。インパクトゾーンでヘッドが軽快に走ってくれるからドローが簡単に打てます。
ワッグルをすると先端に動きを感じるのが『24 VENTUS RED』の特徴です。初代のように先端が動くシャフトが好みの僕にとっては、これくらい動いてくれる方がスムーズに始動できます。また、先端が動くのにスピンが入り過ぎないのもポイント。スイングテンポがゆっくりでクラブに仕事をさせたい人にはピッタリのシャフトといえるでしょう。また、インパクトの加速感が強くて楽に球が上がるから、飛距離アップも期待できますよ。
一方、シャフトにハリ感があってめちゃくちゃ強い球が打てるのが『24 VENTUS BLACK』。切り返しで負荷をかけてもシャフトが暴れず、球が散ることがありません。左のミスを恐れずに振りたいパワーヒッターに試してもらいたいですね。
しばらく『初代 VENTUS BLUE』を使っていましたが、最近は『24 VENTUS BLUE』を愛用しています。ハードな『BLACK』は非力な自分に扱うのは無理だと思っていたし、『BLUE』が合いすぎているので『RED』を使ったこともありませんでした。
しかし、最新の2モデルを試してビックリ!!『24 VENTUS RED』は楽に振れるし、スピンも適正に入って飛距離が伸びます。また、『24 VENTUS BLACK』は硬さがあるものの、ちゃんとしなってくれてインパクトで球を押す力がアップします。
やさしく振って球をコントロールしたい人には『24 VENTUS RED』、真っすぐ打つ時もしっかり振りたい人には『24 VENTUS BLACK』をぜひ試してもらいたいです。
素材をバイアス層に積層した『VeloCore テクノロジー』。オフセンターヒット時のヘッドのねじれを抑制し、優れたボールコントロール性能とボール初速の両立を可能にしたテクノロジーです。『24 VENTUS』シリーズは、この技術をさらに進化させた『VeloCore Plusテクノロジー』を採用。これまで以上の安定性とボールスピードの向上を実現しています。